下町酒場はしご酒~江戸川のディープな居酒屋巡り
ドライな焼酎は肴を選ばない
焼酎は水割りとお湯割りで作り方が違う。
水割りは先に水、後から焼酎。
お湯割りはその逆だ。
水割りならグラスを冷やし、お湯割りなら陶器がよい。
水と焼酎の温度差で自然に対流が発生し、混ぜる必要もなく温度、濃度は均一にするための順序だ。
割り方は焼酎6、水「お湯」4がいい。
さらに焼酎の全割りと前割がある。
焼酎を数日前から水と6対4、5対5くらいになじませておく「前割り」は鹿児島では普通の飲み方で、その焼酎の仕込み水で前割りしたのが全割りだ。
前割りのぬる燗はじつにおいしく、日本酒燗は女でも口説こうかと心に華やぎがわいてくるが、焼酎燗は自分の人生をゆったりと肯定するような、おおらかな気分になる。
数日前から前割りすることで水と焼酎がなじんでまろやかになる。
これを瞬時にする裏技がシェイクだ。
瓶に焼酎と水を6対4、5対5で混ぜて、キャップを締めて激しくハードシェイク。
泡が立ち上がるがすぐに静まる。
すると前割りと同じになってしまう。是非試してほしい。
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↑鹿児島に行くと安く飲めるが都内では値が張る
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◆この記事を書いたひと
酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦
東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規8000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。
ブログ「日本の酒場をゆく」↓
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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