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福祉・介護職のお仕事特集

川崎市の取り組み■平成23年度 福祉製品発表式

平成23年度 かわさき基準認証福祉製品発表式

2012年3月14日(木)、川崎市産業振興会館1階ホールにて 「平成23年度 かわさき基準認証福祉製品発表式」 が開催されました。当式典は、「住み慣れたまちで誰もが自立して楽しく安心して暮らせる街 KISから始まる“川崎福祉産業都市”づくり」というテーマのもと、今年度新たに認証されたユニークな福祉製品の紹介と、生活者福祉の推進、地域産業の活性化の両立に向けた川崎市発の戦略をともに考える特別講演が行われました。
たくさんの来場者が。
たくさんの来場者が。
今年度認定された福祉製品の展示。
今年度認定された福祉製品の展示。

KISから始まる”川崎福祉産業都市”づくり

主催者代表 かわさき基準推進協議会会長<br>伊東 弘泰氏
主催者代表 かわさき基準推進協議会会長
伊東 弘泰氏
まず、かわさき基準推進協議会会長 伊東弘泰氏が、主催者代表として「かわさき基準」の意義について挨拶されました。
その後、川崎市長、特別顧問の挨拶が続きました。
川崎市長 阿部 孝夫氏
川崎市長 阿部 孝夫氏
川崎市長 阿部孝夫氏の挨拶では、高齢化社会に対する市の取り組み、かわさき基準認証にあたっての市の考え方が話されました。まだまだ普及しているとは言えないので、今後の取り組みが非常に重要であること、また、産業を通して市としても貢献していく、などの内容が話されました。
川崎市市政アドバイザー<br>千葉商科大学学長 島田 晴雄氏
川崎市市政アドバイザー
千葉商科大学学長 島田 晴雄氏
川崎市市政アドバイザー 千葉商科大学学長 島田 晴雄氏からは、「かわさき基準は世界にない“ものづくりの町”川崎ならではの、川崎発の基準を作ろう、ということでスタートしています(自立と尊厳)。 介護保険も必要ではありますが、“産業”の発展として、独自の福祉製品の開発で市民が安心して暮らせるようになっていくのは市としても喜ばしいこと、と話されました。

平成23年度かわさき基準認証福祉製品

福祉バイオトイレカー
高齢者及び障がい者専用移動式トイレ

■認証事業者: 特定非営利活動法人 やさしくなろうよ
■連絡先  : 海老名市国分南1丁目27番28

携行型着脱式手動運転装置 SWORD
ユーザー自身で装置の着遺脱が容易に可能な手動運転装置

■認証事業者: 株式会社今野製作所
■連絡先  : 足立区扇1-22-4

オットーリフト(直線型)
屋内、屋外に設置可能な直線型階段昇降機

■認証事業者: エレベーターコンサルティングジャパン株式会社
■連絡先  : 宮前区鷺沼1-11-14-9階

電動ペーパーホルダーcamitool 紙トール
手をかざすだけで紙が折りたたまれカット

■認証事業者: 株式会社シコク
■連絡先  : さぬき市津田町鶴羽1118-15

いちばんお茶の力尿とりパッドシリーズ(ワイドパッド、快適おやすみパッド)
大人用紙おむつ(尿とりパッド)

■認証事業者: カミ商事株式会社
■連絡先  : 四国中央市三島宮川1丁目2番27号

イージーフィット 上部調整式
上部・長さ無段階調整折りたたみステッキ

■認証事業者: サン・ビーム株式会社
■連絡先  : 新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1

イージーフィット 下部調整式
同上

ブロックビルド
組み立て式段差解消材&スロープ

■認証事業者: アビリティーズ・ケアネット株式会社
■連絡先  : 渋谷区代々木4-30-3新宿ミッドウエストビル1階

クイックステップ
最短時は全長67cmに収納可能なロフストランド杖

■認証事業者: アビリティーズ・ケアネット株式会社
■連絡先  : 渋谷区代々木4-30-3新宿ミッドウエストビル1階

特別講演 「誰もが自分らしく、生きられる地域つくり」

前千葉県知事 堂本 暁子氏
前千葉県知事 堂本 暁子氏
最後に、前千葉県知事・元参議員議員 障がい者制度改革推進会議委員 堂本 暁子氏の特別講演がありました。

県知事時代、千葉から見ていて、東京湾をはさんだ対岸の川崎の福祉に対する取り組みは、羨ましかった、という話から始まり、スライドを使って福祉の現状、これから、などが熱心に話されました。
かわさき基準が日本基準になるように、推進会議の役割りなどについても語られました。
障害者総合福祉法が目指すもの、また人権が守られる社会を目指しての半世紀、というスライドでは、堂本さんご自身の活動記録も色々紹介されました。
講演の中では、印象に残った言葉は沢山ありましたが、その中からいくつかをご紹介します。

●高齢化社会で皆が寝たきり老人になったのでは国が成り立たない。スエーデンを見習うべき。日本なら病院で寝ているような人が、スエーデンでは車椅子に乗って街を歩いたり、仕事をしたりしている。
●川崎がスエーデンに追いつき、逆にリードすることを待っている。
●障がい者に対する理解度をさらに深めたい。
その人その人に合った福祉用品を、すべての分野において揃えていくべき。こうした製品を「かわさき基準」として認定していくことは、素晴らしいことだと思う。「かわさき基準」の8つの理念を、もう一度よく再認識していきたい。
●昨年3月11日の東日本大震災では、障がい者の人達も、沢山犠牲になったり、不自由な生活を強いられたりしている。
“障がい者も含めた差別のない国つくり”を目指すべきで、「かわさき基準」の今後に大いに期待しています。 

*発表会を取材して感じたことは、誰もが自立して楽しく安心して暮らせる街を目指す「かわさき基準」の取組みは、今後”川崎から日本へ”広く普及されていくでしょうし、また そうなって欲しい、と思いました。

お問い合わせ

株式会社フューチャーリンクネットワーク(TEL:047-495-0635)
川崎市経済労働局労働雇用部(TEL:044-200-2276)

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