企業情報
地域密着とひとくちにいうが、豊商会の場合は徹底している。西は相模川、東は多摩川の神奈川県下がビジネスの守備範囲だ。「それを越えると目が届きませんから」とのこと。景気動向、消費者のニーズ、エコカーの普及などで、乱立ぎみだったガソリンスタンドはいまや、セルフ営業が当たり前になってきた。経営者は人件費を抑えて一円でも安い価格で提供したいとする、消費者は一円でも安いガソリンを求める。いまや周囲を見回して複数の計量機を備えたセルフ・スタンドが圧倒的に多い。
「ここ2年で7カ所閉めました。セルフスタンドはスペースが必要になります。必然的な傾向ですね」。現在、直営のサービス・スタンドは横浜市内に7、藤沢市内に2。フルサービスの横浜・上飯田町の日向山SSを除く8つのSSはいずれも24時間営業のセルフサービスである。サービスステーションのほか車両関連商品の販売、そして一般・産業廃棄物収集運搬などの環境事業を手がけている。車検やカーパーツの販売等まで「車のことならお任せ」とスタッフは胸をはる。
西区高島の本社から神奈川区子安通りの直営店D.Dサンリッチ子安のスタンドを訪れてみた。車の通行が激しい国道15号、通称第一京浜ぞいにあるスタンドでは寒風のなか、マネージャーが洗車に忙しい。「この仕事はやり方ひとつでしょうか。一番気をつけていることといえば、接客ですね。お客さんはみんな顔見知りですよ。一度来てくれた人はまた来てくれます。売り上げに結びつくと精神的にも余裕がでてきますから」と文字通り、余裕のせりふ。仕事に充実感をみなぎらせている33歳の若手マネージャーは、就活に奔走する最近の若者に一石投じているようです…。
社のPR誌には「ゆたか爺さん」なる人が登場し、人生を山にたとえ、従業員が仕事観を述べている。「働きはじめは苦労したけど、自分を見つめなおして改善」「時間勝負で慌しいけど、お客さまに感謝されるとうれしい」etc。つまり人生は山あり谷ありだけど、がんばっていると、ゆたかになれる。豊商会は周りもゆたかになれるようがんばっています--と。
①お客さまをゆたかに
②地域社会をゆたかに
③社会をゆたかに
④従業員をゆたかに
社史をたどれば、創立は大正13年。神奈川県下で一番古い歴史があるサービスステーションだ。当時「横浜豊商会」として発足。戦中戦後は石油配給公団の指定配給所、昭和24年に法人組織に改組、日本石油(株)特約店となり、世の景気動向とともに経営にも柔軟に取り組んできた。現在、JX日鉱日石エネルギー株式会社特約店として堅実経営でなる。
ユタカ会という親睦会がある。88人(平均年齢38・7歳)の従業員が会費を出し合って、国内外の旅行を楽しむことも何度かある。横浜スタジアムのバックネット裏には2席ほど年間貸切席があり、人気の横浜-巨人戦は社員の奪いあいとか。
「活気に満ちた会社です。どしどしご応募ください」、「車好きな方は大歓迎です」、という言葉を社員の方からいただいた。運転免許証は必須。2,3級の整整備士、乙種4類危険物取扱等の資格は入社後でも指導してくれる制度がある。
企業名 | 株式会社 豊商会 |
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所在地 | 〒220-0011 横浜市西区高島1-4-12 |
TEL | 045-461-7500 |
代表者 | 後藤元信 |
従業員数 | 88名 |
事業内容 | 石油製品及び自動車関連商品等の販売 |
ホームページ | http://yutaka-shokai.co.jp |
追記事項 | 豊商会では、ガソリン・軽油・重油などのエネルギーをお届けしています。「安全」・「安心」・「安定」をモットーに、エネルギー資源を地域の人々や地域社会に提供するとともに、地域社会の発展に貢献し、環境や社会と健やかに共生していくことを目指しています。 |
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