企業情報
介護老人保健施設千の風・川崎は多摩川に近い幸区小向町にある。クリーム色の鉄筋コンクリート4階建て施設=写真=は平成20年3月の開設。3年目を迎えたばかりでフロアの隅々まで新築の香りが漂っている。150人の入所者(稼働率90%)に機能訓練・レクリエーションなど在宅生活の継続を目的とした通所リハビリの利用者が一日20人。105人のスタッフが介護、看護、医務、相談などの各部門で日夜仕事に励んでいる。
「入居者は東京大田区、横浜の方もいらっしゃいますが3分の2は川崎市内の方です」と坂井桂一事務長。三方ガラス張りの広々とした機能訓練室のお隣には明るいダイニング、座ったまま寝たままの姿勢で無理なく入浴できる”機械浴”と個浴の部屋などは各フロアにあり、坂井事務長は親切に案内してくれた。
「地域の介護が必要な高齢者を支援していく施設として万全の態勢を整えています。皆さまが自分らしい暮らしを健やかに送っていただけるような環境づくりを心がけております」
川崎市内の高齢者等の状況を後藤毅施設長が同施設の事業報告書に紹介している。それによると、平成21年4月1日現在の高齢者22万5255人。高齢化率(人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合)16.2%で、全国平均22.5%に比べ比較的若い都市である(後略)
坂井事務長=写真=が続ける。「中身(ソフト)を大切にしたいですね。職員相互が専門職としての自覚と質の高い人生を目指すということです。開設まもないこともあるでしょうが、まだまだ未熟なところがあります」。入居者とその家族から寄せていただく”意見箱”の設置。毎月1日には職員全員参加による朝礼、そこでは施設長からのインフルエンザ予防の話であったり、関連施設からの報告であったり、基本方針の確認など。また看護、介護、通所、相談、事務など各部門の代表者が集まる「サービス向上委員会」も毎月開かれている。チームとして連携して介護サービスに努めている姿勢を強調された。
したがって、求人の募集に際しても「技術力よりまず人柄です。社会人としてのベースができているか。たとえば言葉遣いとか、人に対しての接し方とか。時節柄、仕事がないからと一時的に来てもらっても困ります」ときっぱり。
”千の風”といえば、あの歌、そうです。テノール歌手秋川雅史が豊かな声量で聴かせる”千の風になって”--関連性をそっと坂井事務長にうかがったところ、こんな回答。
「私が聞いたところによると、千葉県鴨川市に平成17年にできた千の風・清澄が始まりですね。谷間ぞいにあって風がよく吹くところから、千葉の千をとって名づけた…と。確かあの歌が流行ったのはその後ではなかったでしょうか。名づけた方?それは知りません」
写真は三方をガラス張りの機能訓練室
施設のあちこちに入居者による絵、書道、工作などの作品=写真=が目に入る。「7月の七夕や12月のクリスマスのように表立って活動しているわけではありませんが、みなさんそれぞれ趣味をお持ちですから。作品はこんな形式で見せてもらっております」(坂井事務長)
企業名 | 社会福祉法人 健仁会 千の風・川崎 |
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所在地 | 〒212-0003 神奈川県川崎市幸区小向町15-25 |
TEL | 044-520-1033 |
代表者 | 理事長 小池 満智子 |
従業員数 | 250名 |
事業内容 | ■社会福祉事業 :(特別養護老人ホーム、老人居宅介護、老人デイサービスセンター、老人短期入所、 老人介護支援センター、介護老人保健施設の経営) ■公益事業 :(短期入所療養介護、通所リハビリテーション、居宅介護支援の事業) |
ホームページ | http://www.kenjin.or.jp/sennokaze/kawasaki/ |
追記事項 | 健仁会グループとして系列6病院と6施設で、延べ2,500床のうちの1施設(150床)になります。 福祉に志しをもった施設長(医師)のもと、「利用者様のために」「自分達の家族を安心して預けられる施設」という気持ちで介護サービスを提供しております。各フロア担当として、ケアマネ・相談員・リハビリスタッフが各々業務を行う事でチームケアに取り組んでおります。 施設の夜勤時勤務対応として、看護職2名と介護職7名体制で9名(1フロア3名)の職員が対応しております。 |
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