企業情報
”エムエスシー”という社名から、みなさんが想像される業種は?
事業内容に記されたとおり、ソフト開発&介護事業ですが、金澤真由美代表取締役にそこらの事情を説明していただいた。
「平成10年設立当初はソフトウェアの受託開発、企画販売としてスタートしました。私が勤めていた会社の上司がその1年前にIT関連の会社を立ち上げ(ジオテック情報システム=本社・東京浅草橋)、私も誘われました。それから4年後の平成14年に訪問介護・居宅介護支援事業所のふれあいケアサービスを始めました.。介護保険請求業務関係のソフトウェア、IT関連技術者の派遣とかいまもやっていますよ」
つまりエムエスシーの法人名の設立当初はIT企業一本だったが、介護の分野にも事業を拡大することになり、ふれあいケアサービスは事業所名というわけ。
※事務所入り口の看板は設立当初の有限会社の商号ですが、いまは株式会社です
では、なぜ、機械から人間相手の事業にも…?金澤取締役は自身の生活体験に触れて説明してくれた。
「母が認知症になり、介護施設にお世話になることになりました。入所2日目に転倒して施設のスタッフが母に気づいたのが翌日だったそうです。母は一晩倒れたままだったのです。悔しくて涙がでました。聞くところ、30数人の入居者にスタッフはヘルパーの資格を取り立ての一人だけだったのです。母は骨折していて食べることもままならず、やがて亡くなりました」
介護する側とされる側の絆(きずな)の強さ、信頼関係こそ介護の原点である。それが失われたばかりに起きた身内の悲劇が金澤取締役を介護事業へ走らせる原点となったのだ。ちなみに社名は金澤真由美取締役とジオテック情報システム株式会社設楽寛治取締役の名前MとSを表したもの。「適当につけちゃったんですよねえ。後でまったく同じ社名が府中にもあることを知ってびっくりしました」と金澤取締役は苦笑い。
※写真は調布市東つつじヶ丘にある関連事業所・あすかデイサービスの食堂兼機能訓練室
小田急線狛江駅北口から徒歩1分。株式会社エムエスシーふれあいサービスの事務所は3建てビル=写真=の2階にある。駅からあまりの至近距離に思わず迷ってしまったことを打ち明けると、迎えてくれたスタッフは大笑い。
ここ狛江市のふれあいケアサービスでは、14人のスタッフが常駐している。一人ひとりのコミュニケーションを重要視した企業理念は金澤取締役の原体験からきているのはいうまでもない。「1対1のコミュニケーションを重要視しています。1日最大マックス12人にスタッフ7人がつきます。お客さまに目が十分行き届くように…。家族の方に私のような気持ちをもってほしくないから。認知症の方にはできるだけ言葉をかけてあげることも大切なことですね」と金澤取締役。スタッフは介護歴7,8年以上のベテランぞろい。そしてみなさん、実に明るい。「いいところですか?駅から近いこと、そしてニンゲンで~す」と大きな声。
求人に際して、どちらかといえば女性を歓迎している。
「在宅でのケアとなると、お客様自身のお世話だけでなく生活援助が入ります。摂食・嚥下(えんげ)障害の方へのふれあいから、掃除、洗濯、調理まで。調理は冷蔵庫にあるもので作ることになります。きめこまやかな人、お客様の気持ちを察することができるような人ですね」。まごころをこめたサービスの提供が男性にできないことはないだろうが、入浴や更衣、散歩などの身体介護だけでなく、買い物、調理、洗濯などの家事援助までフォローとなると、確かにこれは男性にとって…?
企業名 | 株式会社 エムエスシー |
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所在地 | 〒201-0014 東京都狛江市東和泉 1-23-25 アルカヒルズ 8-201 |
TEL | 03-5761-3535 |
代表者 | 金澤真由美 |
従業員数 | 30名 |
事業内容 | ソフト開発 介護事業 |
ホームページ | http://www.fureai24.co.jp |
追記事項 | 皆様の実力が発揮できる、アットホームで明るい職場です。 |
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