～㈱クレコ 　コーディネート事業部 大塚行雄係長にお話を伺いました。～

クレコは昭和シェル石油グループの子会社として、不動産総合管理を主な業務として発足しました。コーディネート事業部（旧人材事業部）は主に昭和シェル石油グループ各社へオフィスワーク系の人材を派遣することが目的に作られました。親会社あるいは関連会社への紹介ですから、自信を持って推薦できる人材を紹介することを心がけてきました。
クレコではWeb、フリーペーパー、公共機関の広報等さまざまな方法で就労を希望される方の登録を募集しています。しかし、求人に対してエントリーされた方をそのまま企業に紹介することはありません。私たちは1時間以上かけて、応募者と面談というより一時面接を行います。
こうしたシステムは応募者にとって、厳しい、負担になる面もあるとは思いますが、その結果がよければ、自信を持って求められる人材を安心して働ける職場へ提供することができます。企業の面接で不採用となった場合、通常その理由は提示されませんが、私たちの面接ではその場で、足りないところやよくない点について具体的に指摘したり、改善策を提案することもあります。この面接で不採用となっても「自分の欠点が分かってよかった、勉強になった」とお礼を言われたり、その後の就職活動にこの経験を生かしてうまくいった方もおられるようです。

近年、コーディネート事業部では紹介先をグループ企業以外の会社に広げ、またサービス系（ホテルスタッフ、介護職員等）などの職種も積極的に扱っており、より多くの方への紹介を心がけています。
すべての職種において、応募者の方に言いたいのは「就労に対する意味づけをしっかり把握してください」、「この仕事に一生をかけるくらいの意欲で望んでほしい」ということです。例えば、履歴書に貼る写真や、面接時の服装がラフな方もみられますが、真剣さは態度にも表していただきたいと思います。私たちは、就労期間も原則1年間以上の案件を扱っています。間に合わせ、腰掛け的な感覚では責任ある紹介はできません。

「カーケアステーションスタッフ」とは単なるGSの販売員ではありません。時代の趨勢として車のエネルギーは多様化しつつあり、ガソリン販売は転換期を迎えています。今後、カーケアステーションのビジネスは車整備、車検などのカーメンテナンスも行うサービス拡大型であり、常連、リピーターの顧客をつかむことができる営業力が必要です。こうした販売力、コミュニケーション能力を持った方が求められます。
「介護スタッフ」では資格、経験はさておき、何よりも熱意が必要です。社会的貢献への意欲あるいは業務に対する使命感がないままこの業界に入っても、長続きしないと思われます。
「生活相談員」は完全な専門職ですから、該当資格があって介護の現場で力を発揮してくれる方を望んでおります。