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消費者コーナー

平成25年度消費者モニター体験記 まとめ

2014/03/13

提供:川崎市

平成25年度消費生活モニター 石井さま

消費生活モニターを経験して

委嘱式の様子
委嘱式の様子
 1年前に市民館で「かわさき消費生活モニター募集!」のチラシを目にしたのがモニター応募のきっかけでした。それまでは消費者行政センターがあることは知っていましたが、トラブルが遭った時に相談するところという認識しかなく、自分とは縁のないものと思っていました。
 今回、モニターを経験してみて、こんなにも市民向けの講演会や講座が開かれ、消費者の6つの権利の一つである「教育の機会があること」が、ちゃんと守られているのに、自分の無知からその恩恵にあずかってこなかったことが悔やまれました。
 モニターの仕事は年3回のアンケート調査への回答、年2回の意見交換会への参加、消費生活に関する講演会への参加等がありました。アンケート調査では、その季節にあったテーマで回答していくので、自ずと日々の暮らしに活かすことができましたし、意見交換会では初対面の方々とも和やかな雰囲気で話し合うことができ、年配の方からは将来参考になるであろうご意見も伺うことができ嬉しかったです。またワークショップに参加するのは初めてでしたが、ファシリテーターの方々の御指導のもと、時間を区切って自己紹介や話し合い、発表、ふりかえりを進めて行くのはとても新鮮でした。講演会は「インターネット安全教室」ということで、ビデオやクイズなどを使ってわかりやすく解説していただきました。インターネットは便利で毎日使っていますが、危機感があまりなかったので、とても勉強になりました。このモニターという制度は、川崎市では昭和40年度から50年近くも続いているそうで、そんな昔から消費者のことが考えられていたとは、驚きです。消費者教育を受けられる機会が与えられ、アンケート結果等が各自治体や関連施設に還元される(意見が反映される)のはとても有意義なことだと思います。
 モニター活動は一年で終わりますが、「かわさき消費生活メールマガジン」に登録しましたので、今後も最新の消費者トラブルについて知ったり、お友達を誘ってイベントに参加したりしながら、賢い消費者目指して、消費者行政センターとのかかわりを維持していきたいと思っています。1年間ありがとうございました。

平成25年度消費生活モニター 田中さま

消費生活モニターになってみて

第1回意見交換会の様子
第1回意見交換会の様子
 私は、2011年3月に結婚し、主婦となりました。それまでは、食事の用意や主婦としての家事等、全て母親に任せきりで、ただ自分のことをしていた私が、主人の健康や家庭内のことをいろいろやらなければなくなり、最初の頃は母や職場の方に、いろいろ教えてもらってばかりいたのを記憶しています。食品添加物や産地等を気にするようになり、本を読んだり、テレビを見たり、私なりに勉強をしました。それは、私がスーパーで選ぶ食品次第で家族を健康にも不幸にもさせるのではないかという責任感を抱いたからです。2012年9月に娘を出産し、その思いはますます強くなりました。
 これからはもっと知識をつけて、家族の健康を守らなければならないと。そんなときに、この消費生活モニターの募集を見つけて応募したのが、きっかけです。幼い子どもを連れての参加は周囲の方々にご迷惑がかかるかも知れないと思いましたが、実際に参加して見ると、快く迎え入れてくださる方ばかりで安心して過ごすことができました。
 食品のことだけでなく、悪質商法等のことについても知る機会となり、とても勉強になりました。そして何より、参加されている皆さんの熱意に驚かされました。普段、接する機会のない方達と意見交換をできたことは新しい発見が多くありました。また、日常、子どもと二人きりで過ごし、ほとんど大人と話す時間のない私にとっては、とてもよい刺激になり、子育てから切り離されるよい気分転換にもなっていた気がします。消費生活モニターになってからは、それまで以上に食品のラベルを見て買い物をするようになりましたし、悪質商法についての情報を実家の母にも電話で伝えたりするようになりました。生活をしていく上での意識が高まったように感じます。活動は終わりましたが、これからも私自身や家族のためにアンテナを張って情報集めをしていきたいと思いますし、そのきっかけとなった消費生活モニターとしての活動にはとても感謝をしています。

平成25年度消費生活モニター 石井さま

消費生活モニターになり感じたこと

第2回意見交換会の様子
第2回意見交換会の様子
 私は、結婚してから住み始めたこの川崎市で何か町のために貢献したいと思い応募し、この消費生活モニターになりました。実際には、市から学ばせていただいたことが多く、この知識を今後どう活用して行けるかが、私が応募したきっかけに繋がる行動だと思います。
 これまでの活動で、印象的なのは夏の「物の一生を考える」講座、フェアトレードについての講座などです。物選びには、こだわりがあり、常に意識してまいりましたが、他の方の意見を聞いたりする中で、より深く考えることができたよい経験となりました。また知識として役立ったのが、食中毒の講座です。私は子どもがいないのでノロウイルスの食中毒に接する機会は少ないのですが、子どもを持つ家庭ではとても多いことや、そして基本的ですがうがい手洗いが重要なこと、手洗いの方法も親指をよく洗うということを聞いて、今後、実践していきたいと思いました。思っていた以上に内容が濃く、また市民の方々と多くはなせるいい時間だったので参加してよかったと思いました。今後ますます川崎市が住みよい町になるように一市民として活動していきたいです。

平成25年度消費生活モニター 清水さま

消費生活モニターを経験して

消費生活展の様子
消費生活展の様子
 消費生活モニターに応募し、モニターを経験することになり、初めてでとても不安で緊張しました。意見交換会などでは、幅広い年代の方々の意見を聞くことができ、いろいろな知識を得ることができ、参考になりました。モニターの皆さんがとても熱心に考えておられ、そのパワーには、驚かされました。私も生活の上での身近な問題をもっともっと知って、考えて、実行して行かなければならないと思いました。最初は不安がいっぱいでしたが、今となってはモニターに参加できてとても良かったです。

平成25年度消費生活モニター 石田さま

消費生活モニターで学んだこと

終了式の様子
終了式の様子
1年間モニターを経験してわかったことは、消費者がより良い生活を送れるように行政(消費者センター)から、様々な情報が提供されているのに、それをうまく取り入れている人と取り入れられずにいる人がいるということでした。
 私たちの生活には不安がいっぱいです。食品の偽装、消費期限と賞味期限の違い(理解不足から起こる食品廃棄)、悪質商法、オレオレ詐欺、増え続けるごみなど、考え始めたらキリがなくなりますが、それは理解不足からくる漠然とした不安でさえ、きちんと知識をつけたら不安が解消されることもわかりました。手続きで立ち寄った区役所や出張所、子どもと行く図書館、郵便局やスーパーにも少し目を向けるとたくさんのパンフレットがおいてあります。回覧板や市の広報紙にも私たちが健全な消費生活を送るための情報があちこちに載っていました。もっとよく知りたい、個別に相談にのって欲しいときには、ちゃんと窓口も紹介されています。なかなかパンフレットや広報紙が入手できない人のためには、インターネットやメールマガジンもあります。モニターになって初めて知りました。私のように情報を取り入れることもなく、「あー私の親が悪質商法にかかってしまったらどうしよう。この子が食べている食品は安全かしら?私が今みているインターネットサイトってもしかして悪いサイトかしら?」など、モヤモヤしている人がいたら、まずは身近な区役所などのパンフレット置き場にいって欲しいと思います。テレビでは得られない情報、対処法がたくさんあります。今までは「なんて行政は何の対策をしてくれないのだろう?警察は動かないのだろう?」などと、人のせいにしていましたが、行政にはたくさんの情報提供と相談窓口、そして今回のようなモニターとして学べる機会まで用意してくれています。要は私たち消費者がもっと正しい知識を己につけるために、自分から行動することの大切さと、正しく理解すれば不安が安心に変わり、堂々と暮らすことができることがわかりました。今、思っている疑問のほとんどの答えは用意されていることもわかりました。
 子どもの学校行事等で意見交換会に参加できませんでしたが、後日、見やすい資料を送ってくださり、またアンケートの結果から他のモニターの皆さんの考えもわかり、とても充実したあっという間の1年間でした。ありがとうございました。