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技連協活動レポート

川崎フロンターレ応援観戦会レポート

後半ロスタイムからの大逆転劇に“あんたが大賞”!

提供:川崎市技能職団体連絡協議会

ミラクル級の大逆転劇にスタジアムは熱狂!!

会場となった等々力陸上競技場
会場となった等々力陸上競技場
今年、7月29日に川崎市の等々力陸上競技場で開催された、サッカー・ヤマザキナビスコカップの決勝トーナメント、準々決勝「川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ」戦。ホーム&アウェアー方式で行われる規定で、15日にカシマサッカースタジアムで行われた試合では、0対1で鹿島の前に涙をのんだ川崎でした。
試合を待つ川崎サポーター
試合を待つ川崎サポーター
総得点で雌雄を決するため、後がない川崎でしたが、後半もロスタイムに、川崎のFWジュニーニョ選手が同点弾を鮮やかに決めました。その後の延長戦でも2得点を奪い、川崎がミラクル級の大逆転で、劇的な幕切れとなりました。試合結果は、3対0で川崎が勝利し、準決勝進出を決めたのです!

この日、川崎フロンターレの選手に“あんたが大賞”が授与されました。

当日は弁当も用意されました。
当日は弁当も用意されました。
この日、川崎市内にある理美容師・大工・菓子職人など、併せて約60の技能職関連の団体などで構成される川崎市技能職団体連絡協議会(技連協)は毎年恒例となっている〝あんたが大賞〟を、地元・川崎フロンターレで、当日の試合に活躍した選手らに授与しました。選手代表として受け取った3選手はいずれもFWとしてゴールを決めた、ジュニーニョ選手(後半49分)・レナチーニョ選手(延長前半4分)・鄭大世選手(延長後半12分)でした。
仲亀さんの手による、今年の賞品となった洋菓子
仲亀さんの手による、今年の賞品となった洋菓子
今年同賞の賞品として授与されたのは、市内多摩区で洋菓子店を営む、仲亀誠市さんの手により、この日のために特別にあつらえられた渾身の洋菓子(エンガディナー・ヌッス・トルテ 川崎フロンターレバージョン)。
仲亀さんは熟練した菓子づくり技能が高く評価され、川崎市が独自の事業として行っている、ものづくりにおける優れた功績を称え、その振興・継承を図っていくことを目的とする「かわさきマイスター」としても昨年、表彰されました。主に伝統あるドイツ・スイスの洋菓子分野で複数の師匠に師事し、そこで培った感性をもとにつくり出されるオリジナルの菓子は、多くの人たちの舌を魅了し続ける逸品でもあります。
当日、フロンターレ選手に手渡された賞のプレゼンターは、技連協の現会長・若月偉男さんとともに仲亀さんご自身もつとめました。劇的勝利の興奮が冷め止まないスタジアムの観客からは、万感の拍手が沸き立ちました。
観戦に熱狂する技連協の方々①
観戦に熱狂する技連協の方々①
観戦に熱狂する技連協の方々②
観戦に熱狂する技連協の方々②
授賞式に向かう若月技連協会長(左)と仲亀さん
授賞式に向かう若月技連協会長(左)と仲亀さん
“あんたが大賞”は選手全員に提供されました
“あんたが大賞”は選手全員に提供されました
賞のプレゼンターをつとめた若月技連協会長とフロンターレの3選手
賞のプレゼンターをつとめた若月技連協会長とフロンターレの3選手

技連協・若月偉男会長と山本知男副会長の話

熱心に観戦する若月技連協会長
熱心に観戦する若月技連協会長
「毎年、技連協の恒例となったイベントが、この川崎フロンターレの応援観戦会です。地元にJリーグチームが誕生して12年になりますが、私たち技連協としても川崎市のために戦い、市のイメージアップにも大いに貢献してくれているチームに何かしたいとの思いから、このイベントを企画したのがはじまりでした。今回は、技連協でチケットを確保して、会員の皆様300名を招待させていただきました。同時に、〝あんたが大賞〟と命名した賞を試合で活躍したフロンターレの選手に贈らせてもらっています。よく会の皆様との間で、私たち技連協は腕に職を身に付けた『手』の集団、フロンターレの選手は華麗な脚技で勝負する『足』の集団と、冗談めかして話したりしています(笑)」

今年の〝あんたが大賞〟の賞品を制作した仲亀誠市さんの話

選手たちには仲亀さんがこの日のために制作した洋菓子が授与
選手たちには仲亀さんがこの日のために制作した洋菓子が授与
「地元・川崎の多摩区で洋菓子店をやっていますが、ドイツやフランスでも修行をさせてもらった経験をもとに、店でも販売してお客様からご好評をいただいているのが、エンガディナー・ヌッス・トルテという名前のケーキです。スイスのある地方の伝統的な洋菓子ですが、今回は企画にあわせ、真ん中にサッカーボールをイメージしたデコレーションをつけてみました。私自身、基本としているものは、ヨーロッパで学んできた、長い間、人々から変わらずに愛され親しまれてきた洋菓子づくりです。現代のニーズに合うよう、少し味付けなどは、甘味を押さえるなどの工夫をしますが、伝統のよさを受け継いでいきたいと思っています。サッカー観戦は今回で2度目ですが、そんな想いがフロンターレの選手に少しでも伝われば嬉しいですね」