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技連協活動レポート

平成21年度川崎市技能功労者等表彰式

―優れた技能を持ち後進の模範となる180名の技能者を選出―

提供:川崎市技能職団体連絡協議会
12月1日(火)、川崎区にある川崎市立労働会館(サンピアンかわさき)で平成21年度川崎市「技能功労者」、「優秀技能者」、「優秀青年技能者」の表彰式が執り行われました。各表彰は、長年にわたり同一職種に従事して技能の練磨や後進の育成に努め、市民生活の向上に寄与されている技能職者を選定し、川崎市が表彰するものです。また、この日はいままで別に開催されていた「かわさきマイスター」の認定式も同時に行われ、5名の新しく認定されたマイスターにも認定証が授与されお祝いの言葉が送られました。

受賞者を32職種3109名から選出

「技能功労者」は、同じ職種に30年以上従事した60歳以上の技能者から、ふさわしい優れた技能を持ち後進の模範となる人、「優秀技能者」は同一職種に20年以上従事した40歳以上の優れた技能を持ち技能職種の中心として活躍し後進の模範となる人、また、「優秀青年技能者」は同一職種に10年以上従事した39歳以下の、第一線で活躍し将来を嘱望されている人を対象としてそれぞれ選定し表彰するものです
各表彰者の皆さんの所属する川崎市技能職団体連絡協議会(技連協)には現在43職種、66団体が加盟しています。今年度の該当者を選定するにあたり、各種団体から技能功労者部門は32職種3109名、優秀技能者32職種3683名、優秀青年技能者27職種2154名の対象者が報告されました。各職種の代表者で構成される選考委員会による慎重な審議の結果、技能功労者は31職種60名、優秀技能者は31職種74名、優秀青年技能者は21職種46名が受賞者に決定しました。

市民生活を支える技術・技能

受賞者にお祝いの言葉を述べる阿部孝夫川崎市長
受賞者にお祝いの言葉を述べる阿部孝夫川崎市長
表彰式では、優秀青年技能者に選定された石工の加藤喜幸さんから順次壇上にあがり、阿部孝夫川崎市長から表彰状と記念品が授与されました。180人への授与が終わると、市長からお祝いとともに、長期にわたり同じ道で「ものづくり川崎」を支え、技術・技能で市民生活の向上に尽力されたことに対しての感謝の言葉が述べられました。

また、「厳しい経済状況の中で頑張っている技能者は、若者に対して手に職を持つことの重要性と、それを磨き続けることの大切さを教えている。市民生活を支える技術・技能はたいへん重要との認識をしている市としては、今後も技の継承と後継者育成の支援に努めていく」との激励の言葉も述べられました。
技能功労者表彰受賞者のガラス職、石山正春さんがお礼の言葉を。
技能功労者表彰受賞者のガラス職、石山正春さんがお礼の言葉を。
市長あいさつや来賓祝辞に対して技能功労者表彰受賞者のガラス職、石山正春さんが、
「受賞の栄誉と感激をいつまで忘れず、技術と技能をさらに磨き、伝統を継承し、後継者の育成に努め、経営基盤を確立して技能職の輝かしい未来の創造に向けてますます邁進していく所存。今後ともご列席の皆様のご指導とご鞭撻をたまわりながら、受賞者一同、切磋琢磨して力をあわせ川崎市の発展の一翼を担うことをお誓い申し上げます」
と、お礼の言葉をのべるとともに今後の決意を表明しました。
阿部孝夫川崎市長から表彰状と記念品が授与されました。
阿部孝夫川崎市長から表彰状と記念品が授与されました。
表彰式後、壇上で記念撮影する技能功労者表彰の皆さん。
表彰式後、壇上で記念撮影する技能功労者表彰の皆さん。
壇上には川崎市技能職団体連絡協議会会長の若月偉男さんをはじめとした技連協関係者やかわさきマイスターの皆さんが。
壇上には川崎市技能職団体連絡協議会会長の若月偉男さんをはじめとした技連協関係者やかわさきマイスターの皆さんが。

表彰式には川崎市技能職団体連絡協議会会長の若月偉男さんをはじめとして技連協関係者や鎌倉市技能職団体連絡協議会会長の馬瀬秀作さん、かわさきマイスターであり、今回の選考委員会委員長も務められた佐藤榮子さん、かわさきマイスター友の会会長の大橋明夫さん、副会長の只木角太郎さんー、会計の関戸秀美さんなど、たくさんのマイスターもお祝いに駆けつけました。

景気の低迷で働く人にとって雇用の問題が一番身近な課題となっている状況下、手に職を持っていれば安心という時代ではない大変厳しい現状があります。しかし、今回表彰された皆さんの表情には受賞のよろこびとともに、技能職の代表者として後に続くもののお手本となりながら、市民の日常生活に寄与するためがんばっていこうといった決意が読み取れました。