地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、川崎の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

川崎の地域情報サイト「まいぷれ」

技連協活動レポート

技連協 青年部 ハロージョブフェスタに出展

技能職の魅力を高校生にアピール

提供:川崎市技能職団体連絡協議会

技連協 青年部 ハロージョブフェスタで大人気!

高校生にとって、本格的な就職活動の季節がやってきました。勉強・部活に励みながらもどんな仕事に就くか考えたり、どんな会社があるか調べたり、就職試験の準備をしたり、と忙しい毎日。そんな学生を応援するイベント「ハロージョブフェスタ」で企業合同説明会が開催されました。川崎市を中心とする企業30社とともに技連協もブースを構え、訪れた学生に技能職の魅力をアピールしました。
企業合同説明会は、向いている仕事に出会う場。興味があるブースを訪ねて積極的に情報を集めます。
企業合同説明会は、向いている仕事に出会う場。興味があるブースを訪ねて積極的に情報を集めます。



対象:平成24年3月に高校卒業予定者
日時:平成23年7月28日(木)
会場:川崎市産業振興会館
主催:ハローワーク川崎・ハローワーク川崎北・川崎市 経済労働局 労働雇用部
「技能職という選択もある」ことを楽しくアピール。
「技能職という選択もある」ことを楽しくアピール。


青年部を代表して参加されたのは、部長の井口さんと副部長の菅原さん。写真右は建築工事業の志田 裕之さん(川崎建築労働組合 技術技能対策部 部長・川崎建築高等職業訓練校 講師)。
ものづくりの街川崎だけあって、技連協のブースには開場直後から、話を聞きたい学生が集まりました。3名は手に職をつけたい高校生にユーモアを交えて仕事を説明し、熱心にアドバイスしました。

出展者の声

誠実さが魅力の井口さん。淡々と語る口調から、仕事への情熱が静かに伝わってきます。
誠実さが魅力の井口さん。淡々と語る口調から、仕事への情熱が静かに伝わってきます。
川崎市 技能職 団体連絡協議会青年部 部長
川崎建築労働組合 組織部長 
イグチ工務店 代表

井口 康明さん

「技能職 団体連絡協議会は衣食住と、美容などの生活関連の職人・技術者の集団。生活に欠かすことができない技術を守り、継承しています。3月の大震災後には、私たちも岩手県にボランティアに行って家の外壁を補修し、浸水した床をはがしました。復興支援ができたのも技術があればこそ。もっと多くの人がこの世界に飛び込んでほしいと思います。

建築・建設業界で活躍しているのは大工だけではありません。鳶、左官、水道・ガス・電気の設備関連の技能者、設計者などいろいろな仕事があります。組合主催の講習会や職業訓練校で、働きながら勉強することもできます。『絶対にこの仕事に就きたい。この技術で食べていくんだ』という強い意志がある人に来てほしい。始めたからにはくじけないで続けることです。『誰にも負けない技術を身につけたい、将来独立したい』など、なりたい自分を描いたら、ひたすら夢を追い続けてください。夢があれば仕事が楽しくなります。楽しむためには日々の努力が必要です」

「チャリティーカット&眉カット&チャリティーネイル」は、毎年8月第一火曜日開催。今年は『てくの川崎』で行ないます」金髪と白いエナメル・シューズがまぶしい。  <br>
「チャリティーカット&眉カット&チャリティーネイル」は、毎年8月第一火曜日開催。今年は『てくの川崎』で行ないます」金髪と白いエナメル・シューズがまぶしい。  
川崎市 技能職 団体連絡協議会 青年部  副部長
川崎北部美容組合 青年部長
美容室 フォルトゥーナ  代表

菅原 司郎さん

「美容の世界には仕事が好きになれる人、夢を持っている人、目的がある人に飛び込んでほしい。美容師だけではありません。エステティシャン、メークアップアーティスト、ネイリストなど、たくさんの仕事があります。最初は苦労しても、優秀なスタイリストになれば仕事が楽しくなります。報酬も上がってきます。頑張って続けることが大切です。

以前はいい大学に入って、いい会社に就職すれば安定した生活ができると思われてきましたが、その神話もバブルがはじけて崩壊。一方、手につけた職は景気に左右されません。一度身につけた技術が失われることはありません。日本に大打撃を与えた3月の大震災。ここでも建築や設備関連の職人をはじめ、大勢の技能者の力で復興を支えています。私も仲間の美容師と、岩手県と宮城県8か所の被災地を回って、ボランティアでカットをしました。はさみなどの道具も届けました。手に職をつけると人の役に立ちます。困っている人を助けることができるのです。

私には夢があります。美容師の力で貧困をなくして、世界を平和にしたい。すでにカンボジアに小学校をひとつ建設しました。貧しい子供たちが通える学校を、もっとつくりたいと思っています。資金は15年前から続けている『チャリティーカット&眉カット&チャリティーネイル(http://www.netlaputa.ne.jp/~ron-c/charity/index.htm)』でまかなっています。

技術ひとつで家族と生活を支える。夢もかなう。みなさんも技で夢を実現してください」