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技連協活動レポート

(平成23年)川崎フロンターレ応援観戦会レポート

提供:川崎市技能職団体連絡協議会

真夏の夜に繰り広げられた、手に汗握る熱戦!

8月6日(土)、川崎市の等々力競技場で開催された、「川崎フロンターレvsセレッソ大阪」戦。この日、川崎市内にある理美容師・大工・洋裁・菓子職人など、合わせて65の技能職の団体で構成される川崎市技能職団体連絡協議会(川崎市技連協)が、毎年恒例となっている川崎フロンターレの応援観戦会を実施しました。

試合終了後、その試合でもっとも印象に残ったかわさきフロンターレの選手に「あんたが大賞」が贈られます(勝利・引き分けの場合のみ)。
この日は、川崎市技能職団体連絡協議会が、「あんたが大賞」の商品を提供しました。
その製作を担当したのは、麻生区で洋菓子店・リリエンベルグを営む横溝春雄さん。平成22年度に製菓技能士として、かわさきマイスターに認定されました。

試合を見守る技連協のみなさん
試合を見守る技連協のみなさん
この日、技連協のみなさんは、ホーム側ゴール裏の2階席で観戦しました。
1万5000人の観客に埋め尽くされた競技場で、いよいよキックオフです。
立ち上がりから、柴崎晃誠選手(MF・戦番号19)の豪快なミドルシュートや、ジョニーニョ選手(FW・背番号10)の迫力あるドリブル突破など、持ち前の攻撃的サッカーを披露。セレッソの高い位置からのプレスに苦しみながらも、果敢にゴールに向かいます。
選手たちを鼓舞するサポーター
選手たちを鼓舞するサポーター
一方守備陣は、不動のサイドバックである小宮山尊信選手(DF・背番号8)を試合直前の故障で欠き、急遽組み替えざるを得なかったディフェンスラインでしたが、終始安定した守りを見せ、バランスを保ち続けました。
しかし前半11分、CKを清武弘嗣選手がヘッドで合わせてセレッソが先制。日本代表に招集され、乗りに乗っている選手に一瞬の隙をつかれました。
試合観戦をする阿部市長(左)と技連協若月会長(右)
試合観戦をする阿部市長(左)と技連協若月会長(右)
「あんたが大賞」は誰の手に?<br>試合を見守る横溝さん
「あんたが大賞」は誰の手に?
試合を見守る横溝さん
後半に逆転の期待がかかります!
後半に逆転の期待がかかります!
慌てることなく、ピッチを広く使ってサイド攻撃からチャンスをうかがうフロンターレ。前がかりになってきた前半終盤には追加点を奪われてしまいますが、ポゼッションはフロンターレが高く、後半に期待ができる展開でした。

後半になると、セレッソは徐々に守備を重視し、引いて守り始め、スペースを狭くしてパスコースをつぶしにかかりました。攻撃の手を緩めず、虎視眈々とゴールを狙うフロンターレ。
ついにゴール! 盛り上がるスタンド
ついにゴール! 盛り上がるスタンド
そして、待ちに待った瞬間! 64分に、ついに登里亨平選手(MF・背番号23)が、こぼれ球を押し込んでゴールをこじ開けました!!
スタジアムのボルテージが一気にあがり、そこからは同点・逆転を思わせるプレーが何度も続きます。
アディショナルタイム4分と、1点差をひっくり返すには十分な時間で、またその機会を得るだけの勢いもありましたが、惜しくもゴールネットを揺らすことができず、1対2の惜敗に終わりました。
授賞式の準備でピッチ脇に移動。手拍子で応援する横溝さんと山本副会長
授賞式の準備でピッチ脇に移動。手拍子で応援する横溝さんと山本副会長
試合が終わってみれば、シュート数はセレッソの2倍。セットプレーの数も勝り、まさに試合を支配したにもかかわらず1点が遠い試合でした。

雨が心配されたこの日、気温29度、湿度71%と蒸し暑い中での熱戦。終了間際には足がつる選手も見られ、タフな試合だったのですが、選手は最後の最後まで勝負を諦めませんでした。
試合終了後に挨拶をする選手に、サポーターから惜しみない拍手が送られたのは、言うまでもありません。
2011 Jリーグディビジョン1 第20節

川崎フロンターレ 1-2 セレッソ大阪
      前半 0-2
      後半 1-0

【得点】
 11分 清武 弘嗣 (セレッソ大阪)
 36分 倉田 秋  (セレッソ大阪)
 64分 登里 享平 (川崎フロンターレ)

「あんたが大賞」は誰の手に?

残念ながら本日の試合では、「あんたが大賞」を個人選手が受賞することはできませんでしたが、これからの活躍を期待して商品は選手全員に贈られました。

今年の「あんたが大賞」の賞品を制作したかわさきマイスター横溝春雄さんの話

平成22年度認定 かわさきマイスター<br>横溝春雄さん
平成22年度認定 かわさきマイスター
横溝春雄さん
「同じ川崎の仲間だから、とにかく『勝て!!』という気持ちを込めて作りました」

2年前には読売ジャイアンツの優勝記念ケーキの制作も受けたことのある横溝さん。今回は地元チームである川崎フロンターレのために、大きな大きなケーキを用意されました。

爽やかなオレンジ風味の4段生地に、暑くても溶けずに美味しさを保てるバタークリームでデコレーション。フロン太くんの絵や、チーム名の入ったプレートは全部チョコレートで作られています。

「チョコレート部分は3日かけて、生地の部分は今日朝から、スタッフみんなで作りました。こういうイベントは採算を度外視しても、楽しいですね。」
「がんばれ川崎フロンターレ」<br>特製スイーツ
「がんばれ川崎フロンターレ」
特製スイーツ

技連協・山本知男副会長の話

10年以上前のユニフォーム。長いファンだということの証です。
10年以上前のユニフォーム。長いファンだということの証です。
技連協議副会長、山本知男さんは川崎フロンターレがJリーグ2部(J2)に所属していた頃からの熱狂的なファン。仕事が終わってから、例えハーフタイムの後だったとしても関東エリアであれば応援に行くほど。
今までで忘れられない試合は、2004年9月の対水戸戦。仕事が終わってアウェイ会場に駆けつけたときには、後半途中で1対1で引き分けていたのですが、その後川崎フロンターレが1点を追加して勝利をおさめ、J1昇格を決めたのです。次はJ1で優勝して忘れられない試合にしたいそうですよ。
「『川崎』という名前を広めるためにも、頑張ってもらいたい」とお話される山本さんは、技連協として地元チームを応援しようと声を上げ、現在では技連協と川崎フロンターレとの取りまとめを行なっています。
今日は山本さんが、ケーキを制作したかわさきマイスターの横溝さんと一緒に「あんたが大賞」を贈呈します。どんな気分ですか?と尋ねると、「最高ですね!」と笑顔で答えてくれました。

授賞式の後、サポーターの皆さんに「あんたが大賞」の賞品のケーキを見てもらえるように、横溝さん、山本副会長はケーキを持って観覧席の前を通りました。すると、「すごい!」「かわいい!」「おいしそう!」「いい香りがする!」との歓声が。中には「選手(個人)に渡してあげたかったな~」という声も。多くの賞賛と、シャッターの音を浴びながら、ケーキは選手全員の元へと進んでいきました。