かわさき夢工場
Q2.ネバネバは、どこで?
納豆は、ネバネバしていますね。
このネバネバは、工場のどこで生まれているでしょう?
1.選別した大豆を洗う槽の中
2.洗った大豆を蒸し煮にする釜の中
3.パックづめした大豆をおさめる室の中
正解は?
3.パックづめした大豆をおさめる室の中
パックするときの大豆は、まだネバネバしていません。
納豆のネバネバは、パックづめした大豆を「室(むろ)」に入れたあとから、出てきます。そして、このネバネバが、おいしさのもとになります。
なぜ、パックしてしまった大豆が、あとからひとりでにネバネバしてきて、おいしくなるのか?
それは、「発酵(はっこう)」というはたらきが起こるからです。納豆の「発酵」は、「納豆菌(なっとうきん)」という目に見えない菌のはたらきで起こります。煮た大豆にこの「納豆菌」をかけて、温度や湿度を調整した「室」の中に置くと、「納豆菌」が増え「発酵」がすすんでいきます。
このとき、大豆が、ネバネバしておいしい納豆に変身していくのです。
ちなみに、「納豆菌」というのは、もともと、稲わらに生じるものだそうです。昔の人がどんなふうに納豆を思いついたのか、想像できそうですね?