平成29年(2017年)7月20日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(平成29年第28週)を作成しましたのでお知らせします。
第28週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)手足口病 2)感染性胃腸炎 3)ヘルパンギーナでした。
手足口病の定点当たり患者報告数は6.67人と前週(2.89人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は6.31人と前週(6.97人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。
ヘルパンギーナの定点当たり患者報告数は3.86人と前週(2.06人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“手足口病流行発生警報発令!”について取り上げました。
現在、全国的に手足口病が流行しています。川崎市においても、第28週(平成29年7月10日~7月16日)の定点当たり患者報告数が6.67人となり、流行発生警報基準値(定点当たり5人)を超えたため、市内に流行発生警報を発令しました。川崎区、高津区、宮前区を中心に報告数が増えています。
手足口病の原因ウイルスは、コクサッキーウイルスA群(CA)、エンテロウイルス71型、エコーウイルスなどさまざまですが、今年は川崎市を含め全国的にCA6型が多く検出されており、大きな流行があった平成25年や平成27年と同様の傾向がみられます。