よみうりランド花ハウスは広大なよみうりランドの一角、新宿の高層ビル群、富士山、丹沢連山が眺望できる恵まれた環境にあります。鉄筋5階建ての内、居室は2階～5階。各階とも、10人1ユニットを4ユニットずつ設けています。合言葉は「人生を楽しむためのお手伝い」。約17㎡のゆったりした居室は洗面台、トイレが完備され、プライバシーも万全です。利用者の方々は日中、共同リビングでスタッフと家庭的な雰囲気で過ごされています。
　春のお花見、秋祭り、正月の初詣でなど、季節を感じてもらうイベント、レクリエーションを積極的に開催しています。秋祭りでは、２階から５階までの各フロアで、屋台やボランティアのダンスショーなど趣向を凝らした行事を展開しています。冬には、読売新聞グループの一員でもある遊園地「よみうりランド」で、イルミネーションの見学なども行います。

　職員研修に力を入れるのは、個々の職員の力量を上げることがご利用者、ご家族の満足度アップにつながると確信するからです。口腔内ケア、経管栄養、たん吸引などの研修は早くから実施しています。介護度が重くなるにつれ、胃ろうを余儀なくされる方が増えています。介護職員にも一定の条件の下で医療的ケアを行うことが認められており、こういった研修は一層重要になっていきます。
　キャリアアップの応援では、介護福祉士やケアマネジャーの資格取得試験の受験料を全額補助し、受験対策講座も開催しています。受験講座は今年度、ケアマネジャー講座を計6回、介護福祉士講座は計4回、外部講師を招いて開催しました。

　常勤職員ならば、読売健康保険組合、読売グループ共済会に加入できます。パート職員でも一定の条件を満たせば、読売健保に加入できます。読売健保は病気やけが、出産などの際に、多くの社会福祉法人が加入する協会けんぽより手厚い支援を受けられます。直営・契約の保養所も利用できます。共済会には入院・差額ベッド補助金や慶弔見舞金などの制度があります。また、常勤職員が提携託児所を利用する場合には補助を受けられます。

　職場のリーダーは、現場の声を聞きながら、よりよいケアの実践と働きやすい職場づくりに励んでいます。介護の現場は決して楽ではありませんが、利用者の笑顔に触れ、｢ありがとう｣の言葉をいただくと、｢胸にジーンと来る｣といいます。
　坂口介護長は｢利用者お一人お一人がどのような気持ちで、何を必要とされているのかを知り、チームとして支えることを指針にしています。高齢者の尊厳を守ることを心から願い、意欲のある方を待っています｣と、話しています。