保育所キラキラルーム川崎園は、JR川崎駅から新川通りを歩いて第一京浜を右折、レンガ色のしゃれたマンションの2階（約240平方メートル）で営まれています。0歳から6歳までの幼児80人が一日を元気はつらつに過ごしています。季節の行事や運動会、発表会などのイベントに加え、体の動きを音楽に結びつけてリズム感覚を育てるリトミック教室やフィットネスクラブと提携したスイミング教室、英語やピアノの個人レッスンなど、ユニークなカリキュラムで好評を博しています。「幼児をただ預かるということではなく、むしろ幼児の才能開発、発育に主眼をおいてます」とは、田中和幸代表取締役。知育、体育の両面から幼児の成長に情熱をそそいでいる田中さんです。

同園が誕生したのが3年前の平成20年4月。それまで会社員として保育の仕事に携わっていた田中さんが一念発起して、保育事業を独立。一年前には40人だった幼児も現在は倍増の80人を預かっている。「2年間はあっという間でした。楽しかったですよ。またこれからが楽しみです」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２年を振り返りながら、青写真を披露してくれた。「父兄からの要望もあり、いろいろな情操教育に取り組んでいますが、将来はダンスやヒップホップ教室、グランドピアノやアップライトピアノを備えたピアノ教室、ミニ体育館で跳び箱やマット運動なども取り入れたい」。そして「幼児の吸収力は想像以上に早い。コトバをおぼえることだって、歩くことができるようになるのもそうです。彼らが大人になってからの財産になるような環境づくりを目指しています」と、続けた。10数年後、第二の石川遼や五輪選手がキラキラ園から輩出しているかもしれない。

取材に訪れた日は折しも「連連連つなごうかわさき」のイベントで、市役所前や平和通り、東田あべにゅーはお祭りムード一色。大道芸や地元高校生による吹奏楽の演奏などで大賑わいでした。そんななかで子どもたちに一番人気はミニSL＝写真＝。乗車切符100円。平和通りの道の真ん中を20メートルほどポーポーと走っていました。アレレ、乗っているのは子どもだけでなく大人も・・・。