川崎アワード
川崎の初詣といったらまず浮かぶのは、全国でも例年ベスト3に入る「川崎大師」。
川崎市には、多くの有名初詣スポットがありますが、駅から直結のこんなところにもお参りスポットがあるというのをご存知ですか??
それは…
「ラゾーナ出雲神社」。
なんと、あのショッピングモール「ラゾーナ川崎プラザ(以後、ラゾーナ)」の中に神社があるというのです。これ、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
ルーファ広場をのぞいてみました。
クリスマス直前のラゾーナ。
ところどころにクリスマスの飾りつけがお買い物心をわくわくさせる♪
平日の午前中とはいえ、まずまずの人出ですね~。
ええっ、あんなところに!?
買い物もしたい、お茶もしたい、ランチもしたーい!
楽しくショッピングしている皆さんを横目に、出雲神社を探す。どこよ~
自分で探すには相当な広さなので、パンフレットを見てみると…ふむふむ、出雲神社は屋上緑地にあるらしい。
ぐるりと見回してもそれらしいものが…
あ、あれかなー、なんとなく鳥居のようなものが見える!
いい感じのお散歩コース。
さて、屋上にきてみると、レストランが並ぶ反対側のゾーンには緑地と広場が。
ぐるりと歩くと、けっこうな良いお散歩コースになりそう。
あった! 小さなほこら。
ココがラゾーナ出雲神社です。
敷石は、工場にあったときのままなのか、年季が入っている。
ショッピングモールに神社…って、なんとも不思議な風景。この撮影の間にも、若い女の子が何人もお参りをしていました。
気軽に(というのは神様に失礼な気もしますが)、若い人たちにもこんなふうにお参りできる場所にあるというのは、うれしいかも。
ラゾーナ出雲神社
この神社は、縁結びの神として有名な島根県の出雲大社から1916年(大正5年)頃に分祀(ぶんし)されたものです。当時は東芝の前身である東京電気の川崎工場(後の東芝堀川町工場)の安全と繁栄を祈念して分祀されました。
2006年(平成18年)9月の「ラゾーナ川崎プラザ」完成を機に現在の地位に遷座され、この地を訪れる「人と人」「人と自然」の「緑・繋がり・絆」を見守っています。
また、この池の金魚は工場で飼われていたものを放流しています。
なお、工場は1908年(明治41年)に東京電気の川崎工場としてスタートし、以来1999年(平成11年)まで東芝の主力工場として、電球・蛍光ランプ・受信管・X線管・ブラウン管、半導体などさまざまな新製品、新技術を世の中に送り出してきました。
(神社にあるプレートより)
この金魚たちは川崎工場の時代から飼われていたんだね。
ラゾーナ屋上の緑の中の小さな神社。
広場で遊んでいた子育てママは、
「実家が川崎なのでラゾーナには何度もきていたけど、屋上にこんな広場があるとは知りませんでした。子供たちも大喜びだし、いい遊び場を発見できてうれしい」と、話してくれました。
屋上にはこんな広場も!
この日、広場で遊んでいたゆうと君とあやと君。遊びまわったあとのおやつタイムです。
お参りのあとに、表彰!
建物は新しくなっても、出雲神社は大正時代から今までも、そしてこれからもここに祀られていきます。
「緑・繋がり・絆」を見守るには、大勢の人が集まるこういう場所は最高なのかもしれませんね。
表彰しまーす!