川崎アワード
2011年8月10日、東京電力と川崎市の共同事業として川崎の臨海部に建設を進めていた太陽光発電所「浮島太陽光発電所」が、運転を開始しました。
太陽光発電といえば、思い浮かぶのは家の屋根にある、ソーラーシステム。
エコな暮らしが注目されてから、これを取り入れる家庭も増えていますよね。
でも、浮島太陽光発電所にあるのは、ただのソーラーじゃない『メガソーラー』だとか。
メガ盛り、メガマックなら知ってるけど、ソーラーの“メガ”っていったいどんなもの?
興味シンシンで運転開始の日に見せてもらいました。
あの、ずっとずっと先にあるらしい…
浮島太陽光発電所は、川崎市臨海部、
浮島バスターミナルから10分ほどのところにあります。
たかが10分、されど10分…
真夏の徒歩10分は永遠の道のりにも感じる…
入口はこちら、かわさきエコ暮らし未来館です。
メガソーラーは、一般の方でも見ることができます。
受付は「かわさきエコ暮らし未来館」。ここで申請書に名前を書いて定時ツアーに予約すればOK!
※こちらも2011年8月6日にオープンした新しい施設です。
入ってすぐ、ゆかにこんなメッセージが。
「ここに立つと映像がはじまります」
書かれたとおりに立ってみると、目の前に映像が現れた!
太陽光発電所のメガソーラーは、未来館に隣接する展望スペースから全貌が見られるらしい。
なるほどなるほど、展望台から見ないとならないくらい、大きなものってことなわけですよ。
これは一見の価値あり!!
この日も、夏休みの自由研究に訪れている家族連れが何組かいらっしゃいました。
いい研究ができそう!
では行こう! 展望台へ!
展望台からは、海ほたるや風の塔なども見えます。
展望台、といっても、タワーのてっぺんにあるきらびやかなものではなく、建物の屋上。です。
しかしながら、素晴らしい景色!
右を見ると、青い海!
風の塔や海ほたるまで見えるのだ!
そして正面を見ると…
これが、メガソーラーだ!
でも、展望台からでもカメラにはおさまりきらなかった。
なので、3枚の写真をくっつけてみました。
これが全貌。でかい!
実物大のソーラーパネル。
展望台の隅には、実物大のソーラーパネルも展示してあります。
実際に使われているものとは少々精度が違いますが、大きさや形は同じだとのこと。
見渡す限りのパネルは、これがつながっているものなのです。
それではご案内しまーす。
上から全貌を見渡したところで、それでは特別にと、実際に稼動しているパネルの場所も見せてもらいました。
現場に入る前にヘルメットが配られ、装着。
日傘がほしい…
しかし、太陽光発電に日陰などもってのほか!
取材陣もみんなでパネルの気持ちになれるよう、太陽の下へ!
この広さ、わかりますか?
等々力陸上競技場サッカーグラウンドの14面分もあるんだって!
見渡す限りのソーラーパネル。
なんと全部で37926枚もあるのだそう。
上から見たときよりも、この広さを実感!
これはもう、ソーラーパネルというより…
畑だ!
太陽光発電を作る「畑」そのもの。
その実りは、そのまま私達の生活に直接役立ってくれる。
好き嫌いもなく、誰にでも必要な実“電気”を作ってくれる電気畑。
日本中にこの畑がたくさんできて、みんながお腹いっぱいになれたらどんなに幸せでしょう!
このメーターで、いま作られている電気の量がわかる。
畑の片隅にある小さな設備。
ここで作られた電気はこの設備を通って電力会社へ届けられます。
その最大出力は7000KW。
年間発電電力量は、一般家庭2100軒分にも相当し、CO2排出量削減効果は、年間約3100tを見込んでいるとのこと。
これこそ究極のエコ!
川崎市、やるなぁ~~~!
表彰します!
かわさきエコ暮らし未来館
かわさきエコ暮らし未来館は、地球の環境や川崎の環境を、体験しながら学べる施設です。
1階ガイダンスゾーンのモニターには、浮島太陽光発電所で作られる電気の量がリアルタイムでわかる。
床には川崎市内のマップ!
私の家は見えるかな?
2階の地球温暖化チャレンジゾーンには、川崎の暮らしの歴史や、今、地球に何が起こっているかが見られるよ。
「めざせ!エコ暮らし」では、カードを使ってエネルギーのムダづかいを見つけてみよう。
再生可能エネルギーゾーンでは、臨海部の環境力に触れることができる。
シアターでは、エネルギーについて教えてくれるよ。再生可能エネルギーをくわしく見てみよう。