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職人に学ぶ

平成11年度

平成11年度のかわさきマイスターをご紹介します。

大橋 明夫氏(プレス順送金型設計製作)

中小企業の工業系では、量産と工程の省力化が課題となっているなかで、蓄積された経験を活かし、トランスフアー型のCAD-CAMシステムを駆使し、金型の設計から加工まで一貫して行っている。特に「順送」による「しぼり」(一枚の板からしごいて筒のようにする)等を得意とし、日本のハイテク産業を支えている一人である。
川崎区在住。(株)クレール勤務。
プレス順送金型設計製作 大橋 明夫さんの個人紹介ページへ

只木 角太郎氏(洋服仕立て紳士・婦人)

オーダーメイドの特徴である顧客の体型に合わせ、身につけているのを忘れさせるような、しなやかな着心地の良さをモットーに、技術技能を発揮し、着るものに愛着が生まれる洋服造りを心掛けている。また、時代のファッション感覚とのずれを生じさせないないために、ファッションショ-を行い研鑚を図っている。
幸区在住。 服装タダキ自営。
洋服仕立て紳士・婦人 只木 角太郎さんの個人紹介ページへ

中村 光男氏(小型汎用旋盤作業)

機械のNC(コンピューター)化が進むなかで、NCでも完成できないものは、小型汎用旋盤作業にた頼らざるをえなく、特にバイト(刃)の刃先の形状加工に特技を活かし、どんな物でも自然体で対応できる60年の熟練工である。いくらNCが発達しても、この伝統技能と連携してこそ、将来のNCがあり、日本の工業を支えてきた隠れた熟練工の一人である。
中原区在住。(株)テクニー勤務。

永井 哲夫氏(尺八制管師)

日本の伝統楽器、尺八を、竹探しから完成まで、3~5年の歳月をかけ、一貫して手作りで製作している。製作過程は、江戸時代からの伝統技術を活かし、化学物質は一切使わず、竹になじむ自然物質(にかわ、砥の粉、本漆)を使用し 、竹筒の中に、本漆を凸凹に何回も塗って内径の起伏をつけ、尺八特有の奥深い音色を出す。
高津区在住。

山上 政雄氏(貴金属かざり職)

かざり職として、江戸時代からの技法を受け継ぎながら、芸術的な感性を活かして、2千点を超す作品を手掛けている。普通、装身具については、金やプラチナ等の単色を用いて、製作を行うが、今までの知識と経験を活かし、金属の性質にも理解があり、色々な金属をロー付けしながら、微妙な色合いまで、変化させて、作品を仕上げている。
中原区在住。 山上製作所経営。