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川崎36景

第26景 女躰神社

川崎駅西口、ラゾーナの裏手の通り沿い、
周りにあるのは、大型ショッピングモールとマンション・ビル。そんな都会の真ん中に「女躰神社」はたたずんでいます。


ちなみに、ラゾーナの屋上緑地にも神社があるんですよ。
【参考】:川崎アワード「第27回 ラゾーナ出雲神社 殿」
アンパンマンが元気を運んでくれそうですね
アンパンマンが元気を運んでくれそうですね
鳥居を抜けると本殿の横にはアンパンマンの大きな東日本大震災復興絵馬の絵が。
神社には幼稚園も併設されており、園児の元気な笑い声が響きます。
女躰神社という名のとおり、女性の悩みを解決し、願いを叶えてくれる神様、安産の神様として親しまれているそうですが、そのはじまりには、一人の勇気ある女性の伝説が伝えられています。
多摩川と鶴見川に挟まれたこの地は、たびたび大水に見舞われていましたが、ある年これまでにも無いような大洪水に遇い、田畑も水没し、村人たちの窮状に胸を痛めた一人の女性が、水中に身を投じ、水神の怒りを静めたのだそうです。その後は水害もなく村人たちは農耕に励むことが出来ました。その偉業を称え、又後世に伝えるため、多摩川辺りの俗称「ニコニコ松」の下に一祠を建立してその御霊をお祀りし、その後、現在の地にお祀りされる様になった、との事です。

現在ニコニコ松の所在は定かではなく、関連は分りませんが、この神社の西北側にはニコニコ通り商店街があります。
(参考:境内由緒、新編武蔵風土記 など)

※女躰神社 御由緒に書かれている内容を下記に記しました。
女躰神社 御由緒より

神社創立の年代は不詳なれど、口碑の伝うる処によれば、永禄年間より女躰権現を称えられ、南河原村真言宗宝蔵院が別当職でありました。
当村は、武蔵国荏原郡八幡塚の農民が移住し、開墾に従事し、民家次第に増加したのであります。 この地は、多摩川の南側にありましたので、南河原村と名づけられたとのことであります。地形多摩川の辺りのため、降雨のたびごとに多摩川の土砂堆積し、田畑への冠水甚だしく洪水のつど流域が変化し、常に大きなる災害を蒙り、遂に農耕が不可能な状態になりました時、一人の女丈夫水中に身を投じ、一身を犠牲に供せられし。その真心によりその後は大きなる災害もなく、住民漸く安堵し、農耕に励むことが出来る様になりました。これも女丈夫の偉大なる御徳のおかげと敬慕し、その偉業を称え又後世に伝えるため、多摩川辺りの俗称「ニコニコ松」の下に一祠を建立してその御霊をお祀りしました。その後、現在の位置に鎮め奉る。
境内には立派な樹齢およそ150年の御神木(銀杏の木)があり、こちらは樹上に南天の木が宿ったことから「難を転ずる」とされ、困難に打ち勝つ力を授けてくれるといわれています。
都会の中の癒しスポット「女躰神社」。
皆さんもぜひ一度お参りしてみてはいかがでしょう。
女躰神社
神奈川県川崎市幸区幸町1丁目

こんなところに出雲神社が!?
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