（全国宝石全国真珠販売と修理）宝石店銀座ムネトモ＜NETニュース＞NO:７８

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写真：今を盛りと咲き誇っている里山のつつじ。　（１０ページ）

＜時事寓話＞手に取るな　やはり野に置け　蓮華草。この句の解釈。

（１）野原田園で、素朴に咲いているから美しい。だからと言って、玄関や床の

　　　間に活けると、場違いで美しさが消えてしまう．ふさわしい処に置くのが

　　　よい、との喩。

（２）野（地方）にあって精彩を放つが、中央にでて重要中枢な地位に就くと、

　　　実力が発揮されないままに埋もれてしまう様子。

蓮華草の花は蓮の花に似ているところから、名がついたと言われている。マメ科

ゲンゲ属、越年草、中国原産、昭和年代末ごろまでは春の風物詩だった。

自己主張する事も無く奥ゆかしく、一本なら見過ごしてしまうほど普遍的な花。

春の山野をわたるそよ吹く風に、小首をかしげて左右にふりながら、原っぱ一面

咲き誇る花のじゅうたんは、平和のすがたその物です。ハチはとび，蝶は舞う。

俺達2匹の若狸は、この数日間に街での体験を総括してみた。先ず人間の真似

等せずに、自分達で出来ることを皆で協力して遂行する事が大切。尊いことな

のだ。俺達は”やはり　野に置け蓮華草”の様だ。狸たちにとって、里山こそ

ふさわしいところ。街場でうろちょろしているのは、場違いとわかった。

色々、考えながら歩いている間に、不忍池のほとりに出た。鴨たちが、花見客の

投げ込んだ，えさを争って食べている。餌を与えないで下さい、と書いてある

のに。鳥達は、食べ過ぎて自分の体重が飛ぶ時の体重より多くなり、北へ帰る

とき、ウエイトオーバーで飛べなくなるらしい。生き物は、（やはり野に置け

蓮華草）か。街から離れた方が幸ではないかと思う。動物園の入り口が見えた。

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