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写真　美しく咲いたさくら。
出羽の国（秋田県）に生まれた（809年）小野小町（小野で生まれた美人という呼称）
幼い時から、才能があり、京に上り宮中に仕えた。和歌の道に優れ、平安時代の
女流歌人となり、百人一首等に其の名をとどめ、後世の歌人たちの道しるべとなった。
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「花の色は　移りにけりな　いたずらに　わが身世にふる　ながめせしまに」
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小町自身が、まわりから、美人だ、美しいと言われていたので、余計にわが身の
美しさが衰えていくさまを、意識していたのでしょう。人生を花になぞらえて和歌で
表現したのです。
一方、中国では、唐の時代初期の詩人＜劉廷芝＞28歳さいう若さで命をおとしたそう
です。唐の時代には，優れた人たちがいました。李白。杜甫。白楽天（白居易）キラ星
のごとくに。其の中で、この廷芝が後世に、其の名をとどめたのは、（白頭を悲しむ
翁に代わりて）の詩でしょう。日本では、この詩が、良く取り上げられます。
劉廷芝が人生のはかなさを、白頭の老人のなげきとして詩にあらわしました。内容は
女性の一生を謳っています。小町は桜の花にて表現し、廷芝は桃李の花で表現しました。
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洛陽城東　桃李の花
飛び来たり　飛び去って　誰の家にか落つ
洛陽の女児は　顔色を惜しみ
行く行く　落花に逢いて　長嘆息す
今年　花落ちて　顔色改まり
明年　花開いて　復た誰かある
すでに見る　松柏のくだかれて　薪と為るを
更に聞く　桑田の変じて　海と成るを
古人　復た　洛城の東に無く
今人　還た対す　落花の風
年年歳々　花相似たり
歳々年々　人同じからず
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この後にも、詩はつずきます。日本でよく知られている、（年々歳々花相似たり
歳々年々人同じからず。）のフレーズは、このように、立派な詩の一部分なのです。
（諸種、先生方の文献等を参考）
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12月の誕生石は　ラピスラズリー，トルコ石。成功を象徴します。
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