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キャリアサポートかわさき

「キャリアサポートかわさき」 面接対策セミナー

面接対策セミナー

「キャリアサポートかわさき」では、就職活動に必要な知識を身につけるための各種就職準備セミナーを多数開催しています。ここでは、「面接対策セミナー」の様子をご紹介します。
【開催概要】
■開催日: 2012年7月11日(水) 9:00~12:00
■場所:  てくのかわさき 4階 研修室
■受講者: 14名 (男性7名、女性7名)
講師は長年、多くの企業で面接担当されている奥村奈津子先生。
面接担当者として、過去の経験からのエピソード、企業側の面接担当者の考え方、見方と、どの様な人が好まれ、どの様な人が嫌われる(落ちる)か等を説明されました。明るく活発な先生の講義は、冗談とアクションを交えた、明るく理解しやすいものでした。

セミナーは第一部の「面接官の視点と考え方」の講義と、第二部の「受付から退室までの注意点と模擬面接」とに分かれて行われました。
【講師プロフィール】 奥村奈津子先生 

心理学の観点よりコミュニケーションについて学び、日本交流分析協会認定交流分析士インストラクター資格を取得。現在は講師としてビジネスマナー・精神美容・コミュニケーションを中心に全国で研修を行ってる。また、各種学校・合同説明会就職ガイダンス、神奈川・埼玉・茨城労働局等にて求職活動支援セミナーでも活躍している。

第一部 面接官の視点と考え方について

企業がどのような人材を求めているか

面接官の立場と感じ方の紹介
面接官の立場と感じ方の紹介
面接では、その人物が企業に適した(役立つ)人材か、或いはその可能性を持つ人材かどうか見極めています。企業側の着眼点として、下記のようなことが挙げられました。

○ 採用予定の職務における業務遂行能力があるか(即戦力があるか)。
○ その職務に対して興味・熱意があるか、将来性のある人物か。
○ 自社の社風にあっているか、職場の皆とうまくやっていけるか。
○ 給与等の処遇条件に見合った人物かどうか。

応募者としての心構え

第一印象の相違点の説明
第一印象の相違点の説明
応募者にとって面接は、企業に自分の能力・スキル・人間性等を売り込むだけでなく、それと同時に、仕事・社風・職場環境・労働条件等が自分の希望・好みと合うかどうかも見極める機会となります。応募者側の着眼点として、下記のようなことが挙げられました。

○ この仕事は果たして自分に向いているか、また興味が持てるか。
○ この仕事を経験する事は、自分のキャリア形成につながるか。
○ この会社の社風や職場の雰囲気に馴染めそうか。
○ 給与、労働時間等が自分の希望と合うか。

面接の準備とエチケット

面接に臨むために必要な準備とエチケットについて確認しました。

1、応募先企業の事前調査
事前に求人票だけではなく、会社案内、ホームページ、パンフレット、四季報等で充分な情報を掴む事が必要。

2、応募書類の記載内容の確認
履歴書等に記載されている自己PR、志望動機、自分の性格の特徴、仕事への取り組み姿勢の確認し要約して話せるように練習しておく。

3、服装・身だしなみチェック
業界や職種により異なる事もあるが、男女ともビジネスの場所に相応しい服装で落ち着いたダーク系のスーツが無難。シャツ、ズボンのプレス、靴の手入れ、ひげ、髪の毛の手入れ等に注意する。

4、時間厳守
面接当日は所要時間、場所を確認して10分~15分前に面接会場に到着する。トラブル等により、万一遅れそうな時は電話連絡をする。
以上の講義が終わり、面接を受ける前の心構えと注意する事、やるべき事とやってはいけない事を話され第一部が終了しました。

第二部 面接時の流れとマナーについての講義

面接では履歴書、職務経歴書から面接担当官が「興味を抱いた事と確認したい事」等を応募者の話から得ようとします。その話の中から仕事に必要な能力・スキルがあるか、将来性のある人材か、人柄はどうかの判断をします。
また、面接では外見も重要な要素です。「第一印象をいかに良くするか」と言う事です。その第一印象は瞬時にイメージが作られると言われています。その一瞬で持たれてしまったイメージの第一印象が選考判断の決定的な要素の一つともなります。言い換えれば、第一印象が選考基準のベースとなってしまいます。よって選考基準は「話の中身+第一印象」が選考基準のベースとなっています。

第一印象の注意点

第一印象の注意点
第一印象の注意点
第一印象は「声、挨拶、表情、身だしなみ、動作・姿勢、マナー」で決められます。面接担当者側からのエピソードと、どの様な態度、人が好感を持てるか、第一印象を良くする為の顔の表情(目、口の表情)等が説明されました。
お互いの目の表情等の印象確認
お互いの目の表情等の印象確認
■話の中身 (質疑応答による)
○ 必要な能力・スキルがあるか、
○ 考え方・個性はどうか
○ 将来性はどうか
○ 話が簡潔、かつ的確か
○ 話が具体的か
○ 言葉遣いが丁寧か、話が印象的か

■服装・顔の表情・態度・行動について
○ 清潔な身なり
○ さわやかな笑顔
○ 明るい雰囲気
○ 元気な態度
○ 積極的な姿勢
○ 礼儀正しい態度
○ きびきびした態度

正しい入室・面接・退室の作法

挨拶の仕方、正しい入室から面接、退室までのやってはいけない事、やらなければいけない事を説明して奥村先生が実演されました。
正しい挨拶等の練習
正しい挨拶等の練習
椅子に座り方の実技指導
椅子に座り方の実技指導
1、入室する
ノックして入室「失礼します」と言い一礼してドアは静かに閉める。「どうぞ」の指示で席へ進む。

2、名前を名乗る
すぐに座席に座らず席の横に立ち、正確に自分の名前を名乗る「○○ ○○と申します、よろしくお願いいたします」と言う。

3、着席する
「どうぞおかけ下さい」の指示を待つ 着席の際「失礼します」と言う、そして一礼し背筋を伸ばし余り深く座らない。

4、面接を受ける
目線は質問をする面接官へむける 手はひざの位置に置く。

5、面接を終了する
面接官から終了の発言があったら静かに立ち上がり「有難う御座いました」と言い一礼。

6、退室する
ドアまで戻り面接官に振り返り「失礼します」と言い一礼し、静かにドアを閉める。

この流れを覚えて次に全員で模擬面接をしました。学んだ事を実演する為に、各人全員が面接官と求職者に分かれて、順番に面接を行い、そのシーンを先生がビデオで撮影しました。写真にもあるように面接官役以外に多くの仲間が見ている中での模擬面接で、ビデオ撮影も気になるようで皆さんかなり緊張していました。
「今から皆さんに模擬面接をして頂きます」<br>「ええっ」
「今から皆さんに模擬面接をして頂きます」
「ええっ」
二人一組で面接官と撮影する先生 
二人一組で面接官と撮影する先生 

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株式会社フューチャーリンクネットワーク(TEL:047-495-0635)
川崎市経済労働局労働雇用部(TEL:044-200-2276)

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