就職活動に必要な知識を身につけ、いわゆる「ブラック企業」から身を守りましょう!!
「ブラック企業」の明確な定義はありません。「ブラック企業」が社会問題化している中で、全国の弁護士でつくる「ブラック企業弁護団」は、「違法な労働を強いて労働者の心身を危険にさらす企業」と定義づけています。指摘されているのは、離職率が高く低賃金で長時間労働を強要したり、主に新卒者など若年労働者を使い捨てにするような企業です。
長時間労働を強いる
1ヶ月に100時間を超える残業を行っても、医師による面談を受けさせない。
厚生労働省の基準は、月の時間外労働(残業)が80時間を超えると過労死ラインとされています。
残業代の不払い
名目管理職にして残業代を払わないことや、定額残業として設定以上の残業をさせ、その差額の残業代を支払わない。
○ 残業代の不払いがあれば、タイムカ-ドのコピ-や出退勤時刻をメモしておくこと。
○ パワハラで困っているときは、事実関係を詳細にメモしておくこと。
○ 一人で行わず代表数名で、事実間関係を明らかにして事業主に改善を求める。
○ 労働組合があれば、改善に向けた取り組みを要請する。
○ 労働局や労働基準監督署、労働センタ-へ相談する。
○ 使用者は敵ではありません。
睡眠時間を除いて、一日の大部分を職場で過ごすわけですから、職場は働く場であると同時に生活の場でもあります。自らの生活基盤確立のために誠実に勤めましょう。
○ 使用者との信頼関係構築と会社の発展、繁栄につとめましょう。
健全な労使関係を築くためにも、問題点があれば素直に話し合い改善していくことが大切です。真心で接し意見交換することによって自ずと信頼関係が生まれるでしょう。
○ 心身ともに健康を保つため、規則正しい生活を心がけましょう。
○ 上司や先輩、同僚との融和を図り、職場の良好な人間関係づくりに務めましょう。